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2008年10月 4日 (土)

シルバー・レイヴァン(Silver Raven)            - ジーン・クラーク(Gene Clark) -

【解説】バーズ脱退後のジーン・クラークは、ソングライターとしていい楽曲を残すが、商業的には成功しなかった。彼の最高傑作は1971年の『White Light』である。ジャケットがいい。真っ黒な闇に浮かぶ満月を背にギターケースに腰を掛けるジーン・クラークのシルエット。派手さはまったくないが、ジェシ・エド・デイヴィスのギターを背景に、渋い味わい深い楽曲が並ぶ。「シルバー・レイヴァン」は、1974年にアサイラム・レコードに移り、豪華なバックアップといい、アレンジといい手と金を掛けた『No Other』のなかの1作。皮肉にもオーバープロヅュース気味の他の作品より、ギター一本の弾き語りで歌う「シルバー・レイヴァン」が一番いい出来映えだった。ジーンの哀愁を帯びたメロディー、独特の節回し、が好きだ。1991年に亡くなったが、現在も未発表音源の発掘盤、編集盤が出される。歌詞は、ワタリガラスに呼びかける形式になっているが、ツアーに明け暮れるミュージシャンの自分を例えたものと想像される。

                     ~俺は孤独な渡りガラス~

君は銀色の渡りガラスを見たことがあるかい

ヤツは翼を持っていて、どこへでも飛ぶことができるのさ

暗い海のはるか上を飛び、危険な空のはるか上空を飛ぶ

君は姿を変えていく川を見たことがあるかい

今にも涸れ果ててしまうような川さ

だが海が満潮になると、川は流れを変えるのさ

 

君は眺めが変わっていく窓を見たことがあるかい

星の彼方まで見える海の窓さ

そして太陽の光の届かない空、君の夢を越えた世界が見えるのさ

 

君は古い世界がすたれていくのを見たことがあるかい

古い世界もかつては新しい世界と、もてはやされていたんだがね

 

君は銀色の渡りガラスを見たことがあるかい

ヤツはかすかに光る翼を持ってるのさ

ヤツが太陽の周りを旋回するとき

太陽の光を受けてかろうじて光るのさ、かすかに光るのさ

ヤツは試練が始まったことを自分の姉妹に告げようとするのさ

(No.47)

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