音楽(ウェストコースト)

2009年2月22日 (日)

Desperado(ならず者)                     イーグルス(Eagles)

Desperado

【解説】イーグルスはアルバムの中でシンガーソング・ライター系の作品を取り上げヒットさせている。(ジャクソン・ブラウンの「テイク・イット・イージー」、ジャック・テンプチンの「ピースフル・イージー・フィーリング」、スティ-ヴ・ヤングの「セヴン・ブリッジズ・ロード」、トム・ウェイツの「オール’55」)
逆に他のシンガーにカバーされた名曲は「ならず者」だ。リンダ・ロンシュタット、カーペンターズ、ジュディ・コリンズ、エミルー・ハリスなどカントリー系のシンガーに取り上げられた。
さて歌詞はならず者の男にお説教という内容。「お前も年やねんから強がらんと、心の扉を開けて。早よう嫁さんを探さんとあかんで」

~ならず者へ結婚の勧め~

 By Gren Rrey / Don Henly

ならず者よ、冷静に戻れよ
高い塀に上って、お前はそんな所に長い間いるんだ
オー、お前も頑固なヤツだな
お前にはお前の言い分があるんだろうが
お前の為を思ってやった事が、どういうわけか
お前を傷つけたみたいだな

ダイヤのクイーンは引いとけよ
そいつは強いから、他人の手に入るとお前を負かしてしまうぜ
わかってるだろ、ハートのクイーンが
いつでもお前にとって一番いい手なのさ
今お前のテーブルに揃ったカードはいい手だと思うんだがね
でもお前はいつも手に入らない手を欲しがるんだ

ならず者よ、オー、お前は若返りなんかないんだぜ
お前の心の痛み、お前の飢餓感
そいつはお前を郷愁の情に誘うだろう
そして自由、オー、自由さ
なるほど、自由って言葉は人はよく口にするけど
おまえ自身を閉じ込めているものは
この世をずっと一人で歩いていこうとしていることだ

冬の間は足元が寒くはないかい
空は雪は降るほどではないが太陽が照ることもない
夜と昼を区別するのが難しいくらいさ
お前は何から何まですべて失ってしまったんだな
感情が無くなってしまうってことはおかしいことじゃないかい?

ならず者よ、冷静に戻れよ
高い塀の上から降りてこいよ
そして心の扉を開けるんだ
雨が降っているかもしれないが
頭上には虹がかかっているよ
お前を愛してくれる人を見つけたほうがいいよ
手遅れにならいうちにね

(No.86)

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2008年10月 5日 (日)

溢れる愛(Lotta Love)           -ニコレット・ラーソン - 

【解説】ニコレット・ラーソンのデヴュー・アルバムのジャケット写真は、少女のよう無垢で可愛かった。後で知ったのだが、デヴュー当時は26歳ですでに結婚していたらしいが。その後2回相手を変えたらしいが、(→アンドリュー→ラス・カンケル)。残念ながら、ウェストコーストの歌姫も1997年に45歳の若さでなくなってしまった。「溢れる愛」は、ニール・ヤングの曲で、ニールのバック・ボーカルをやっていたときに、たまたまデモテープを見つけ歌わしてくれと頼んだらしい。79年に全米8位にまで上がっている。元曲とボーカルはもちろんだが、サックスとフルートのアレンジがいい。ニール・ヤングの『カムズ・タイム』に入っているオリジナルと比べるとアレンジの違いは明らかだ。

                    ~胸いっぱいの愛を~ 

                    By Neil Young

溢れんばかりの愛が必要だわ

この現状を変えるためには

溢れんばかりの愛が必要だわ

そうでなきゃ、私たちそんな遠いところへたどり着けないわ

だからあなたは私の方を見ても

目を合わせようとしないのね

私のハートは保護が必要よ、だから私自身もそうなの

 

溢れんばかりの愛が必要だわ

私たちが夜を過ごすためには

溢れんばかりの愛が必要だわ

私たちの恋愛を成就させるためにはね

あなたが私を待つために外に居てくれているなら

すぐに私の前に現れてよ

私のハートは寂しさでなく、安らぎが必要なのよ

 

溢れんばかりの愛をください

溢れんばかりの愛をください

(NO.48)

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2008年9月20日 (土)

クレイジー・ラヴ(Crazy Love)              -ポコ(Poco)ー

【解説】ポコはウェスト・コーストというよりカントリー・ロックに近い。源流はバッファロー・スプリングフィールドに遡る。イーグルスの歴代ベーシストが在籍したことでも有名な、歴史あるグループです。歴代のメンバーは目まぐるしく代わったけれど、ポール・コットンとラスティ・ヤングが不動のメンバーで、曲作りもも2人によります。「クレイジー・ラヴ」は、79年のヒット作で全米17位までのぼったアコースティックな美しい曲です。アダルト・コンテンポラリー・チャートでは7週連続1位になったそうです。(下の禿げ親父が作者のラスティ・ヤングです)。ラスティ・ヤングの曲では同名のアルバムに入っている「シマロンの薔薇」も名曲です。

                          ~狂った愛~

                         By Rusty Young

今夜、俺は彼女との関係を断つつもりだ
君は待ってて会ってくれるよね
私は自分の心を閉じ込めることはできないよ
薄れゆく記憶のなかに

俺が彼女より上だと思うようになれば
この傷ついた心は修復するだろう
俺は彼女の名を聞き、泣かねばならない
涙がまた流れてくる

いつだってそれは偶然さ
私の狂ったような愛は
私の心のなかに絡みつき
振りほどくこともできないよ
オー、オー、狂ったような愛よ
アーアー、ハーハー

夏の夜空に星の数を数えてみる
そいつは音もなく流れ落ちるんだ
君は聞こえないふりをするんだろう
涙のしずくが流れ落ちる音をね

今夜、俺は彼女との関係を断つつもりだ

(NO.43)

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2008年6月 7日 (土)

ユー・アー・ザ・ウーマン(You are the woman)   -ファイアフォール-

                          by リック・ロバーツ

                       ~夢にまで見たいい女~

君はいつも夢の中でずっと探してきた女性だよ
初めからわかっていたんだ
君の顔を見たとき、それが見納めになるってことを、僕の心では
君が僕にかける言葉は少しでいい
何もしなくていいよ

君が僕に近づくたびに胸はときめくんだ
僕は君に釘付けさ
君の可愛い顔を見るだけで充分だ
君の着ている服なんか問題じゃないよ
君が僕を見る何ともいえない眼差し
それで僕は金縛り状態さ

僕の感じる愛をすべて君に伝えるのは難しいよ
でも口に出すなんて僕の性にあわないよ
君は僕を虜にしちまった
君が微笑むたびに、ワォー

君はいつも夢の中でずっと探してきた女性だよ
初めからわかっていたんだ
君の顔を見たとき、それが見納めになるってことを、僕の心の中では
僕の心の中では、オー ワォー マイ ハート 

【解説】

ウェストコーストというよりカントリー・ロック。コロラド出身の5人組「ファイアファール」の76年にTOP9位まで上った名曲。AOR寄りの哀愁を誘うメロディーと伴奏のフルートがいい。

本作の入ってるデヴューアルバム「ファイアフォール」は、「リヴィン・エイント・リヴィン」「メキシコ」、「シンデレラ」、「イッツ・ダズンツ・マター」他いい曲揃いです。ファイアフォールのヒット曲のほとんどは、佐藤蛾次郎似のおっさんリック・ロバーツのソングライティングです。フライング・ブリトー時代も「コロラド」という名曲を残しています。

歌詞の内容は、夢にまで見た理想の女に虜になった僕の気持ちを語っています。

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2008年5月25日 (日)

リー・ショア(Lee Shore)     -CSN&Y-

                          ~カリブ海へ~

 By デヴィッド・クロスビー

・・・・カモメは風に巻き上げられ流されている・・・・・お前には隠れる場所はなかったな

でもお前にそんな場所は必要ないからな・・・・・

風下の海岸線に沿ってずっと貝殻が砂浜にばら撒いたように転がっている

そいつはまるで輝いた眼のように俺にウインクしやがる、海のほうからだぜ

こいつは俺にとっては日の出のようなものさ

お前が知っているよりずっと古いものだがな

穏やかな波に揺られてずっとそこに漂っているのさ

いつからだか、遠い昔のことだから忘れちまったがな

今朝起きた時、俺の海に浮かぶ寝ぐらの真下に潜ってみたよ

潮の流れが変わるポイントで、上品な船底の真下に潜ったのさ

魚の泳ぐ姿を見るためさ

サンドラ・マリーナの船乗りから、この話を聞いたよ

ここから1日航海を続けると別の島があるって

そこには何も無いが、自由があるって

ここからベネズエラまでは、100万数の島以外は何も見えないって

そいつは海に散りばめられた宝石のように見えるって

お前と俺のために輝く宝石さ

日が暮れる、夕食の香り

女たちは俺を呼んでいる、話を切り上げろってことだ

でも、たぶんお前に会うだろう、次の静かな場所で

俺は帆を巻き上げ、今日の航海を終える

【解説】

CSN&Yの最後はデヴィッド・クロスビー。先日のNHK衛星放送でCS&Nのコンサートをやってたね。病み上がりかどうか解らないが、クロスビーの動き、眼が固まっていたな。

親しみやすいソング・ライティングのグラハム・ナッシュとは対照的に、クロスビーのは難しい幻想的な曲ばかりだ。代表アルバムはソロ・デヴューの「IF I Could Only Remember Your Name」だというのが一般的というか、他にないというか。

個人的に気に入っているので「Lee Shore」をあげました。クロスビーはよっぽど海が好きらしく、鯨やイルカ、船など海に関する曲が多い。ソロ・デヴュー・アルバムのジャケットを見れば一目瞭然ですが。(顔写真のどアップと海に浮かぶ夕日のオーバーダヴ)

この曲ノイメージは、まさにそのジャケット表紙にぴったりなのに、何故入ってないのか不思議です。

「リー・ショア」は、CSN&Yのライヴ・アルバム「4Way Streets」のアコースティック・サイドの中のクロスビーの名曲です。

ここでいう"YOU"というのは、愛人ではなく、愛する船のことだと思います。歌詞とメロディーは、カリブ海に沈む夕日をイメージさせます。

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