涙ほろりのセンチメンタル・ソング

2009年11月22日 (日)

500 MILES(500マイル)  ピーター・ポール・アンド・マリー(Peter,Paul & Mary)

【解説】TVドラマのBGMで、懐かしいこの歌が流れていた。
哀愁を帯びたリフレインが郷愁を誘う曲はピーター・ポール・アンド・マリーの「500マイル」であった。ピーター・ポール・アンド・マリーは1960年代に活躍した男2人、女1人のフォーク・グループだ。当時、PPMの「パフ」、「悲しみのジェットプレーン」とかよく聴いていたっけ。PPMの曲は当時流行ったフォークギターの格好の練習曲だった。
さて原曲は、フォーク・シンガー「へディー・ウェスト」の作で、後にフーターズもカバーしている。仕事を求めて故郷を遠く離れて暮らす、貧しい労働者の悲しい歌である。
そういえば、どこかでよく似たタイトルの曲があったかと思っていたら、プリテンダーズの「2000マイルズ」があった。




~故郷を離れて~

俺の乗っているこの列車に間に合わなければ
お前を置いて行っちまったと思ってくれ
100マイル先から汽笛がお前の耳に届くだろう

100マイル先から
100マイル先から
100マイル先から
100マイル先から
汽笛がお前の耳に届くだろう

神さま、俺は100マイル
いや200マイル、、、300マイル、、、、400マイル
500マイルも故郷から離れたところに来ちまったよ

500マイル
500マイル
500マイル
500マイル
神さま俺は500マイルも故郷から離れたところに来ちまったよ

身に着けるシャツもない
自分の小銭もない
神さま、こんなに遠いと故郷には帰れないよ

こんなに遠いと
こんなに遠いと
こんなに遠いと
こんなに遠いと
故郷には帰れないよ、こんな遠いと

俺の乗っているこの列車に間に合わなければ
お前を置いて行っちまったと思ってくれ
100マイル先から汽笛がお前の耳に届くだろう

(NO.136)

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2009年10月 9日 (金)

タイム・イン・ア・ボトル(Time In A Bottle)      ジム・クロウチ(Jim Croce)

Jim_croce
【解説】ブレッドの「イフ」と同じように仮定法ではじまるラヴ・ソングである。
秋はこういうマイナー調のアコースティクな曲が聴きたくなる。
30歳で飛行機事故で亡くなったジム・クロウチの1973年全米NO1を記録した名曲である。
さて歌詞の内容は、「時間をボトルの中に貯えて、君と将来を過ごすためにとっておきたい」という、悪く言えば浮世離れした、よく言えばロマンティクなラヴソングです。




           ~もし時間をボトルキープできれば~

By Jim Croce

もしボトルの中に時間をとっておくことができるなら
僕が最初にやりたいことは
永遠の時が終るまで
日々の時間をとっておくことさ
それはただ君と永遠の時を過ごせするために

もし日々が永遠に続くことができるのなら
もし呪文で望みを叶えることができるのなら
僕は一日一日を宝物のように貯えるでしょう
もう一度僕は君と一緒に貴重な日々を過ごしたいんだ

でも君がやりたいことをやり遂げるためには
十分な時間があるとは思えないね
たとえ君がやりたいことを見つけたとしてもね
いろいろ考えてみて初めてわかったよ
君こそ一緒に時を過ごしたい人だってことがね

もし僕が叶わぬ望みや夢の入ったを箱を持っていたら
その箱の中身は空っぽかもしれない
君が僕にどう答えてくれたかという記憶の他は
何もないかもしれない

でも君がやりたいことをやり遂げるためには
十分な時間があるとは思えないね
たとえ君がやりたいことを見つけたとしてもね
いろいろ考えてみて初めてわかったよ
君こそ一緒に時を過ごしたい人だってことがね

(NO.132)

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2009年9月 5日 (土)

ロンガー(Longer) ダン・フォーゲルバーグ(Dan Fogelberg)

【解説】秋にあうセンチメンタルな曲を1曲紹介。
ダン・フォーゲルバーグの1980年アルバム『Phoenix』から「ロンガー」。
地味な曲だが全米チャート2位まで上がりました。
このロマンチックな曲をダン・フォーゲルバーグはマウイ島でハンモックに寝そべりながら星を見上げて一晩で仕上げたという。アコースティック・ギターの調べがやさしく、メロディだけでなく、詞がまた良い。このあとダンは大傑作の『イノセント・エイジ』を発表することになる。
【ダン・フォーゲルバーグのその他の曲】
バンドリーダーの贈り物  
懐かしき恋人の歌
曲はもちろんのこと、詞も一読の価値あり。



     ~長~く、深~く愛して~

                            By Dan Fogelberg

海に魚が棲息し始めた時より長く
空高く飛び立つどんな鳥より高く
天上に星が輝き始めた時よりも長く
僕はずっと君を愛して続けてきた

どんな険しい山にそびえ立つ聖堂より強く
どんなに立派に育った木よりも誠実に
どんな原生林よりも深く
僕は君を愛しているよ

冬には僕が暖炉に火をつけよう
春には君が恵みの雨を呼ぶだろう
秋と冬は避けて飛び立とう
愛というふたりの翼で

長年の間に火の勢いが弱まるように
僕たちの人生の台本の一行が燃えていく
修復したひび割れやページは黄ばみ始めても
僕は君を愛し続けるだろう

海に魚が棲息し始めた時より長く
空高く飛び立つどんな鳥より高く
天上に星が輝き始めた時よりも長く
僕はずっと君を愛して続けてきた
僕は君を愛しているよ

(NO.127)

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2009年6月 2日 (火)

オーブレー(Aubrey)                    ブレッド(BREAD)

Guitarman_1

【解説】
ブレッドはウェスト・コーストでもなく、SSWでもなくAORでもなく、昔はソフト・ロックというジャンルで呼ばれていたっけ。デビッド・ゲイツの数ある楽曲の中でも、最もセンチメンタルなメロディーを有する。1972年ビルボード15位。
さて歌詞は難解である、韻(下線部分)を多用しているため、意味の成さないフレーズが多い。歌詞の中に「rhyme it doesn’t mean a thing.,(韻など意味のないものだ)」とありながらである。要はオーブレーという女の子に一目惚れをしてしまった男の子の話である。
オーブレーは男性名なのでnot ordinaryなのか?それとも宗教的な意味合いがあるのか?

              ~名前に惚れた~

                By David Gate

And aubrey was her name,
A not so very ordinary girl or name.
But who’s to blame?
For a love that wouldn’t bloom
For the hearts that never played in tune.
Like a lovely melody that everyone can sing
Take away the words that rhyme it doesn’t mean a thing.,

オーブレーが彼女の名前だった
彼女はちょっと変わった女の子で
変わった名前をしていた
でも誰のせいだというのか?
決して花の咲かない愛だから
2人のハートはその曲でときめくことはないから
誰もがくちづさむ美しいメロディーのように
言葉など捨ててしまうんだ
韻など意味のないものだから

And aubrey was her name.
We triped the light and danced together to the moon,
But where was june.
No it never came around.
If it did it never made a sound,
Maybe I was absent or was listening to fast,
Catching all the words, but then the meaning going past,

オーブレーが彼女の名前だった
僕たちは灯りを消して、月に向かって一緒にダンスを踊った
でもそこは6月だった
2度とめぐり来ることはないんだ
もしやって来ても、決して音を立てないので
たぶん僕はぼっとしていたか、聞き逃したんだ
その言葉をすべて聞き取っても、その言葉の意味は逃げてしまうんだ

But God I miss the girl,
And I’d go a thousand times around the world just to be
Closer to her than to me.

でも神様、僕は彼女を見失ってしまった
僕は世界中を一千回も廻りたい
ただ僕よりも彼女の方に逢いたいだけのために

And aubrey was her name,
I never knew her, but I loved her just the same,
I loved her name.
Wish that I had found the way
And the reasons that would make her stay.
I have learned to lead a life apart from all the rest.
If I can’t have the one I want, I’ll do without the best.

オーブレーが彼女の名前だった
僕は彼女と知り合えなかった、でもそれと同じくらい彼女を愛していたんだ
僕は彼女の名前に恋してしまったんだ
彼女に逢える方法が見つけられればいいのに
そして彼女を引き止める言い訳がみつけられれば
残りの余生は別として僕は人生を学んできたんだ
もし僕が欲しいものを手に出来ないなら、ベストを尽くさないよ

But how I miss the girl
And I’d go a million times around the world just to say
She had been mine for a day.

でも僕は彼女を見失ってしまった
僕は世界中を百万回も廻りたい
ただ彼女に話をするためだけに
彼女は1日限りの僕のものだから

(NO.108)

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2009年4月25日 (土)

オブスキュリティー・ノックス(Obscurity Knocks) トラッシュ・キャン・シナトラズ(Trash can Sinatras)

Trashcan

知らない人ぞ知らない隠れた名曲特集⑥
【解説】ネオアコというジャンルは、1980年代に生まれた、アズテック・カメラの『ハイ・ランド・ハード・レイン』のオープニング曲「想い出のサニー・ビート(Oblivious)」に匹敵する90年初頭のネオアコの名曲。スコットランドのギター・ポップ・バンドでトラッシュ・キャン・シナトラズの「オブスキュリティー・ノックス」。ファースト・アルバム『ケーキ』からのファースト・シングルである。
甘酸っぱい青春の香りが漂い、ふいに胸がきゅんとする。歌詞は、20歳の青春の曲がり角で思い悩む姿を歌ったもの。日本版CDの歌詞、訳詞はめちゃくちゃで意味不明なため原詞を載せことにする。

【原詞】
Always at the foot of the photograph - that's me there
Snug as a thug in a mugshot pose
Owner of this corner and not much more
Still these days I'm better placed to get my just rewards
I'll pound out a tune and very soon
I'll have too much to say and a dead stupid name

Though I ought to be learning I feel like a veteran
Of "Oh I like your poetry but I hate your poems"
Calendars crumble I'm knee deep in numbers
Turned 21, I've twist, I'm bust and wrong again

Rubbing shoulders with the sheets till two
Looking at my watch and I'm half-past caring
In the lap of luxury it comes to mind
Is this headboard hard?
Am I a lap behind?
But to face doom in a sock-stenched room all by myselfIs
the kind of fate I never contemplate
Lots of people would cry though none spring to mind

Know what it's like
To sigh at the sight of the first quarter of life?
Every stopped to think and found out nothing was there?

They laugh to see such fun
Playing Blind Man's Bluff all by myself
And they're chanting a line from a nursery rhyme
"Ba Ba Bleary Eyes - Have you any idea?"

【訳詞】
                ~若さゆえの悩み~

いつも写真の片隅に写っている―そいつが僕だ
指名手配の写真の凶悪犯とそっくりさ
この片隅がいつも僕の定位置で、それ以上望めなった
でも最近は報酬を得るためにもっといい位置を得たんだ
僕は曲を演奏するよ、そのうち僕にも
言いたいことがたくさん出てくるだろう
愚かな名前とか

僕はもっと勉強しなきゃならないんだが
自分は充分ベテランのような気もする
「オー僕は君の詩集は気に入っているんだが、君の詩は嫌いだ」
カレンダーの日数に膝蹴りを食らわすように、日々は過ぎてゆく
僕は21になり根性は捻じ曲がってしまった
すっからかんになり、また道を誤ってしまった

夜中の2時まで亡霊たちととつきあい
自分の時計を見れば、気にしていた時間の30分過ぎだった
ぜいたくにも心に思い浮かんだんだのは
このヘッドボードが硬いかい?
でも一人で靴下の悪臭の漂う部屋にいる悪運に遭うなんてこと
そんな運命の類は今まで考えたこともなかった
多くの人は涙にくれるだろう
そんなことは誰の心にも浮かばないけれど

人生の最初の4分の1を通過しため息をつくこと
それがどんな気分かわかるかい?
誰もが立ち止まって考え
それから何もなかったとわかるんだ

人は面白いことを見つけては笑い
「盲人蛇に怖じず」を一人で演じるんだ
そして童謡からの1節を繰り返し歌っている
「か、か、かすみ目、何かいいアイデアはありますか?」
(NO.104)

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2008年9月18日 (木)

イフ ( IF  )           - ブレッド(Bread) -

【解説】「イフ」は70年代初期の曲ですが、今だにCM、BGM、ドラマの挿入歌などに使用されています。曲名は知らなくても、耳にしたことがあるでしょう。71年に全米4位にまで上ったブレッドの不朽の名曲です。ブレッドはこの曲以外にも、「Make It With You」、「Baby I'm Won't You」、「Everyting I Own」、「Diary」、「Guitar Man」などのセンチメンタルな日本人好みのヒット曲満載です。すべてデヴィッド・ゲイツの作曲で、稀代のメロディー・メイカーでした。 (70年代以降は尽きたみたいですが)

こういった音楽はその当時、ウェスト・コースでもなくソフト・ロックというジャンル分けをしていました。さて歌詞は仮定法を使った、ロマンティックなラヴソングです。

              ~愛の仮定法~                                                             

                            By David Gate

もし一枚の絵画が千の言葉を描くのなら
僕は君を絵に描いてみせるよ
言葉では言い表せない君の姿を
僕が解るようになってきた君の事

もし一人の名士が千の船を出航させるのなら
僕はどこに向かったらいいのだろう
僕には君以外に寄るべき港はないのさ
僕に残されたものは君だけさ

そして僕の人生に対する熱情が乾いて干からびきたときは
君は僕の元にやって来て、僕に潤いを注いでくれるよね

もし、一人の男が同時に2つの世帯を持つことができるとしても
僕は君と一緒にいるだろう、今日も明日も
君のそばでずっと居るよ

もし地球が自転しなくなるとしたら
だんだん回転が遅くなり自転が止まり
やがて世界は死滅するとする
そうなったら僕は最期の時を君と過ごしたい
そして世界が終末を迎えたとき

ひとつひとつ、星は砕け消え去り
君と僕なんか簡単に宇宙の彼方に飛んでゆくだろう

(NO.42)

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2008年7月19日 (土)

アメリカン・モーニング(Just When I need you most) - ランディ・ヴァンワォーマ ー

【解説】

 

AOR(Adult Oriented Rock)です、ソフト&メロウ、シティー・ポップというか、いわゆる「おしゃれなロック」で、70年代後半にはやりました。第一人者はBobby Caldwell,Boz Scaggsでしょうか。一時期、私もAOR系のシングル・レコードを集めていました。この曲もそのひとつです。

1979年全米4位にまで上り、日本でもヒットしました。コーヒーのCM曲に使われていたような気がします??。そのせいか邦題は「アメリカン・モーニング」。私もこの曲から爽やかな朝とアメリカン・コーヒーをイメージしていました。歌詞の内容は、朝に女に逃げられた、女々しい男の嘆きでした。そういえば、アルバムジャケット表紙に、出て行く女の後ろ姿が写っていたような。

 ~別れの朝~

                           By Randy Vanwarmer

朝、君は荷物をカバンにつめ

僕は窓の外を見つめて、何か言おうとあがいていた

君は雨の中をドアも閉めずに出て行ってしまったね

僕は出て行く君を引き止めることもできなかった

 

今は、君がいないのが寂しい、以前に感じたよりも、そして今は

どこに心の慰めを見出したらいいのか、誰もわからない

だって僕が君を一番必要とするときに君は去ってしまったから

君は僕が一番必要なときに僕から去ってしまった

 

今はほとんど毎朝、窓の外を見つめては

君がどこにいるのものかと考えている

君に届けたかった手紙を書いていたんだ

もし君が僕に返事をくれるならね

 

だって僕は君を必要としているんだ、以前に感じたよりも、そして今は

だって僕が君が一番必要なときに君は去ってしまったから

君は僕が一番必要なときに僕から去ってしまった

(NO.25)

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