ロード・ソングの名曲

2009年2月15日 (日)

ウィリン(Willin') - リトル・フィート(Little Feat) -

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【解説】これもロード・ソングというか、ドライヴィング・ソングの名曲。リトル・フィートのローウェル・ジョージの曲で、「ウィリン」。名曲でカバーも多く、リンダ・ロンシュタット、ライ・クーダ、バーズのが有名。リトル・フィート自身もファースト、セカンド、ライヴアルバムで3度ー取り上げている。歌詞の内容はアメリカ南部とメキシコを密輸のトレイラーを走らせる酔いどれトラック野郎の唄である。トゥーカムカリ(アリゾナ州)、ツーサン(ニューメキシコ州)、テハチャピ(カリフォルニア州)、トノバ(ネバダ州)などアメリカ南部の地名が出てくる。訳すまで「ウィリン」は、女性の名前だと思っていた。"I am willing to do" の"willn'"だった。

                         ~トラック野郎の唄~

                                  By Lowell George

俺は長い間トレイラーを運転してきたよ
雨に進路をねじ曲げられ、雪に追い立てられてきた
俺は酔っらいで、身なりも汚い、わかんねえか?
でも俺はまだやる気はあるぜ
昨夜、道を外れ走っていたら俺の可愛いアリスを見かけたよ
通る車のヘッドライトに照らされたアリスの姿をね
アリス、ダラス生まれのアリスさ

俺はトゥーカムカリからツーソンへ行ったものさ
テハチャピからトノバへも
どんな種類のトレイラーだって運転してきたさ、どんな古い型でもね
裏道をぶっとばすから、重量制限なんかお構いなしさ
もし俺に頼みごとをするならマリファナを遣せ
白い粉、そしてワインさ
俺に合図をよこしてくれよ
喜んで運ぶぜ

風に蹴り飛ばされ、みぞれに身包みを剥がされ
俺の頭の中は粉々に砕かれちまったよ
でもまだ自分の足で立ってるよ、まだやる気だってあるよ、
今俺はタバコと人を密輸しているのさ
メキシコに行く度、陽に焼けちまって、そのままさ
(NO.84)

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2009年2月 3日 (火)

セヴン・ブリッジズ・ロード(Seven Bridges Road) Steve Young

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【解説】ジョージア出身のフォークシンガー、スティーヴ・ヤングの名曲。69年の『Rock Salt & Nails』から、イーグルスがライヴ・アルバムでカバーし有名になった。哀愁を帯びた旋律はいつまでも耳に残る。歌詞は恋人と別れ、セヴン・ブリッジズ・ロードを下って行く男の心情を歌ったもの。「ランブリング・マン」と同様、南部によくあるロード・ソングだ。

     ~南に下れば~
                 By Steve Young

南の空に星は輝くよ
南方へ下るにつれて
月明かりになる
そして木々にはコケが生す
セヴン・ブリッジズ・ロードを下って

俺はお前を赤ん坊のように可愛がってきた
寂しがりやの子供をあやすように
そして優しくいやりかたでお前を愛してきた
そして時には手荒くお前を愛してきた

時々私の心の一部が囁くんだ
ここから方向を変え、出て行かねばばらない
これらの暖かい星から離れて子供のように走るんだ
セヴン・ブリッジズ・ロードを下って

南の空に星は輝いてるよ
君が決めたなら
出て行くべきだ
そこは時代ものの甘い蜂蜜の味がするよ
セヴン・ブリッジズ・ロードを下って

(NO.83)

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2008年11月23日 (日)

孤独なランナー(Running On Empty)    ジャクソン・ブラウン(Jackson Browne)

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【解説】昨夜(2008/11/22)5年ぶりにジャクソン・ブラウンのコンサートに行ってきた。自分もそうだが聴衆の年齢層は40代~50代のおっさん、おばさんだった。70年代~80年代前半に彼の音楽を聴いた年代だろう。残念ながら若者の姿は全く見かけられなかった。ジャクソン・ブラウンの音楽が新しい聴衆に受け入れなれかっということか。そいいう私も、オリジナルLPは5枚持っているが、86年の『Laywers in Love』を最後にオリジナル・アルバムを買ったこともない。当然聴衆は70年代の曲を期待したが、新しいなじみのない曲が多く、中盤は盛り上がらなかった。しかしアンコール前のラスト・ソングがこの「RUNNING ON EMPTY」で、全員総立ちになり、今までの鬱憤を吐き出すように盛り上がったのだった。ただアンコールを締めくくる曲がレゲエ調の見知らぬ曲だったので、聴衆はとまどいを隠せなかったみたいだ。

ジャクソン・ブラウンの歌は、メロディーに派手さはなく、ヒット路線とは縁遠いものだが、歌詞の深さは特別である。(「孤独のランナー」は全米ビルボード11位)

この歌は人生を道に自分をランナーにたとえ、ツアーにあけくれる空しい旅を続けるジャクソン・ブラウン自身の心情を歌ったものである。まさに含蓄のある実に訳詞するに値する歌詩であり最高のロード・ソングである。

                                ~ゴールのないランナー~

                               By Jackson Browne

俺の車輪の下を流れていく道路を眺めながら
いろんな夏の草原のように過ぎ去った年月を振り返ってみる
1965年、その時俺は17歳で101号線を北上していた
今俺はどこを走っているのかわからない
ただ走り続けているだけさ

走り続けるのさ(空しいままに)
走り続けるのさ(ただやみくもに)
走り続けるのさ(太陽に向かって)
(でも遅れちまってるけどね)

君の愛を失わないようように、できることはやってるよ
生き残るためにやるべきことと混同しないようにしないとね
1969年、その時俺は21歳で、その道が俺の進むべき道だと思った
いつのまにその道が今自分のいる道に変わったのか、わからないけどね

走り続けるのさ(空しいままに)
走り続けるのさ(ただやみくもに)
走り続けるのさ(太陽に向かって)
(でも遅れちまってるけどね)

俺が知っている誰であれ、俺の行くどんな場所であれ
人は信じるに足る理由が必要なのさ
(俺以外の人については知らないが)
もし一晩かかるというなら、それでいい
俺が出て行く前に、君が微笑んでくれるなら

俺の車輪の下を流れていく道路を眺めながら
この生活がどんなにクレイジーなことか
どう君に話したらいいかわからないけど
俺を救い出してくれたかつて頼った友達がいないか見回したんだ
その友達の目をみると、その友達もまた走り続けているのがわかるんだ

走り続けるのさ(空しいままに)
走り続けるのさ(ただやみくもに)
走り続けるのさ(太陽に向かって)
(でも遅れちまってるけどね)

恋人よ、君は魅力的だ
君は親切そうにふるまう術を心得ているよね
ゆっくりしたいけど、遅れてしまってるからそうもできないよ
ねえ、自分は何を見つけたいかもわらなくなっているのさ
太陽に向かって走るのさ、でも随分遅れちまってるけどね

(NO.63)

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2008年11月 9日 (日)

ランブリング・マン(Rambling Man)           - オールマン・ブラザース(Allman Brothers)-

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【解説】秋の落ち葉のイメージから、このジャケット写真を思い浮かべました。オールマンブラザースの17973年の『Brothers And Sisters』です。すでに伝説のギタリスト、デュアン・オールマンが亡くなった後であったが、アルバムは全米1位を記録し、「Rambling Man」も全米シングルのビルボードでトップ2位となりました。セカンド・ギタリスト、ディッキー・ベッツの曲で、ハンク・ウィリアムスの同名タイトル曲をベースに曲を書いたとされています。サザン・ロックというよりカントリーのような曲です。歌詞は日本ではさながらフーテンの寅さんの主題歌のような内容です。

 By Dickey Betts 

 ~フーテン男のバラード~

神様、俺は生まれつきの放浪男さ

全うな暮らしをしようとしたし、俺なりに精一杯やったよ

でもまた旅立たなければならない時なんだ

君はわかってくれるよね

俺は生まれながらの放浪男だってことを

 

おれの親父はジョージアの下町でギャンブラーだったんだ

親父は銃の誤射で死んじまったけどね

そして俺はグレーハウンド社のバスの中で生まれたんだ

ちょうど41号線を転がしている時だったとさ

 

神様、俺は生まれつきの放浪男さ

全うな暮らしをしようとしたし、俺なりに精一杯やったよ

でもまた旅立たなければならない時なんだ

君はわかってくれるよね

俺は生まれながらの放浪男だってことを

 

今朝俺はニューオーリンズへ行く途中さ

テネシーのナッシュビルから出てきたとこさ

バイユー辺りまで下ると、そこの人たちは楽しく暮らしてるぜ

神様、デルタの女たちは俺の世界がわかってくれるよね

 

神様、俺は生まれつきの放浪男さ

全うな暮らしをしようとしたし、俺なりに精一杯やったよ

でもまた旅立たなければならない時なんだ

君はわかってくれるよね

俺は生まれながらの放浪男だってことを

(NO.58)

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