哀しみの失恋ソング

2010年10月30日 (土)

もう話したくない(I Don't Want Talk About It)     -クレイジー・ホース(Crazy Horse)-

 

【解説】
ロッド・スチュアートの『アトランティング・クロッシング』で取り上げられ有名になったが、ニール・ヤングのバック・バンド「クレイジー・ホース」のリーダー「ダニー・ホイッテン」の名バラード
ニール・ヤングの名曲「ダメージ・ダン」は、ヘロイン中毒の「ダニー・ホイッテン」への警告を促した曲
アルバム『今宵この夜』は、ヘロイン中毒で死んだ「ダニー・ホイッテン」へささげる追悼アルバムであることはあまりにも有名
ちなみにこの名曲は、ロッド・スチュアートの他にも数々のアーティストに取り上げられている。
           

   ~言いたくないが~

お前の目を見れば解るよ。お前はずっと泣き続けていたのが。
夜空の星はお前には何の慰めにもならない、そいつはお前の心を写したようなものだからな
お前が俺の心をどんなに傷つけたかは、話したくないが
でももう少しここに居させてくれ
ここに居られるなら、俺の胸のうちを聞いてくれ、俺のつらい胸のうちを

もしお前と別れて、一人でやって行けるのなら、影は俺の心のうちを隠してくれるだろうか、涙の水色、夜の恐怖の黒の色を
夜空の星はお前には何の慰めにもならない、そいつはお前の心を写したようなものだからな
お前が俺の心をどんなに傷つけたかは、話したくないが
でももう少しここに居させてくれ
ここに居られるなら、俺の胸のうちを聞いてくれ、俺のつらい胸のうちを
俺の胸のうちを、...
お前が俺の心をどんなに傷つけたかは、話したくないが
でももう少しここに居させてくれ
ここに居られるなら、俺の胸のうちを聞いてくれ
俺の胸のうちを、...
【解説】
ロッド・スチュアートの『アトランティング・クロッシング』で取り上げられ有名になったが、ニール・ヤングのバック・バンド「クレイジー・ホース」のリーダー「ダニー・ホイッテン」の名バラード
ニール・ヤングの名曲「ダメージ・ダン」は、ヘロイン中毒の「ダニー・ホイッテン」への警告を促した曲
アルバム『今宵この夜』は、ヘロイン中毒で死んだ「ダニー・ホイッテン」へささげる追悼アルバムであることはあまりにも有名
ちなみにこの名曲は、ロッド・スチュアートの他にも数々のアーティストに取り上げられている。

|

2009年3月 6日 (金)

イズント・イッツ・ア・ピティー(Isn't It a Pity) ジョ-ジ・ハリスン(George Harrison)

Allthingsbwcover

【解説】エリック・クラプトンの『いとしのレイラ』(1970年12月)とほぼ同時期に発表されたジョージ・ハリスンの『オール・シングス・マスト・パス』(1970年11月)。エリック・クラプトンの曲がパティへのラヴ・レターであるならば、ジョージの「イズント・イッツ・ア・ピティー」は、パティへの悲しい絶縁状である。同じ南部ミュージシャンを使っているにもかかわらず、サウンドはフィル・スペクターのおかげで、『いとしのレイラ』とは対照的である。

     ~パティ・ボイドが2人のソング・ライターに与えた影響③~

                   By George Harrison

何て残念なことなんだ
何て恥ずべきことなんだ
どれだけお互いの心を傷つけ合ったのか
そしてお互いの痛みを引き起こしたのか
どれだけお互いの愛を奪い合ったのか
相手を思いやることもなく
仲直りすることも忘れてしまった(*)

ある物事を解決するのには時間がかかる
でも僕はどう説明すればいいんだ?
そんな時、多くの人たちは自分たちも皆同じだと
わかっていないんだ
そして涙が邪魔して、周りの美しいものを
見たいと思わないんだ
オー、なんて残念なことなんだ

(*)繰り返し

(NO.90)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月13日 (日)

Dreams(ドリームス)    -FleetWoodMac -

                         ~ベストセラーの裏の愛憎劇~

                                                                 by Stevie Nicks

あなたはまたここから出て行くのね

あなたは自由が欲しいって言っていたよね

じゃあ、あなたを縛り付けてきた私は何なの

唯一正しい方法は、あなたは感じるままに演奏すればいいのよ

でもその音色をよく聴いてみてよ、あなたの寂しい音よ

心臓の鼓動のような音色、・・・・それがあなたをおかしくしてるのよ

静けさのなかで、あなたが手に入れたものを思い出して

そしてあなたが失ったものを・・・

そう、あなたが手に入れたもの・・・

あなたが失ったものを

雷は雨が降っている時にだけ起きるものよ

ミュージシャンは演奏しているときだけあなたを愛するのよ

ねえ・・・女のひとはね・・・最初はあなたに寄って来るけど、また去って行くわ

そのとき雨があなたを綺麗さっぱり洗い流してくれるよ・・・あなたもわかってるでしょ

私もまたここから出て行くわ、水晶占いでもやってみるわ

私の将来は自分で見極めたいわ

私だけなのよ、あなたの夢を包み込んであげたいと思っているのは・・・

あなたに他人に売り与えるだけの夢があるの?

それは一人になりたい夢・・・

心臓の鼓動のような・・・・それがあなたをおかしくしてるのよ

静けさのなかで、あなたが手に入れたものを思い出して

そしてあなたが失ったものを・・・

そう、あなたが手に入れたもの・・・

あなたが失ったものを

雷は雨が降っている時にだけ起きるものよ

ミュージシャンは演奏しているときだけあなたを愛するのよ

ねえ・・・女のひとはね・・・最初はあなたに寄って来るけど、また去って行くわ

そのとき雨があなたを綺麗さっぱり洗い流してくれるよ・・・あなたもわかってるでしょ

【解説】

1977年発売のアルバム「Rumours」は31週間に渡って全米1位に輝き、1700万枚といわれる史上空前のセールスを記録した。

さらに1978年にはこのアルバムはグラミー賞の最優秀アルバム賞を獲得している。一時的なベストセラーアルバムでなく、ビートルズのようにスタンダード化し累計3,000万枚以上の売上を記録し、List of best-selling albums worldwideに掲載されているという。

このアルバムが奇跡的なことは、単なるセールスの記録的なことだけでない。それはメンバーの2組の男女関係が崩壊していく過程の最悪の状況の中で製作されたアルバムだということだ。

このアルバムの背景にそういうドロドロした男女関係が存在していることは、発売当初知る由もなかったが。70年代末期リードフリード・ウッドはFMラジオでよく流れていて、クリスタル・ロックとか呼ばれていた。サウンドがクリアなことから来ているのか、ジャッケ写真で水晶玉が出てくることからか知らないが。

ライヴでは、アルバム「タスク」の発売後の来日コンサート(大阪)に駆けつけた記憶がある。スティービー・ニックスは、ジャケット表紙のひらひらしたレースのような衣装を羽織っていたが後ろの席で妖精の顔をよく拝むことはできなかった。リンジーが裸足で床に転がりながらフィンガーピッキングでギターをかき鳴らしていたのが印象的だった。

今このアルバムに入っている歌詞を読み解けば、男女の別れを告げる辛らつな応酬が繰り広げられていたのだ。この「Dreams」は、8年間付き合ってきたリンジーが女を作って出て行ったのに対して、スティービーがあてつけに送った曲だ。メンバーの2組の元カップルはスタジオでも私語を交わさず、プライベートなコミニュケーションは楽曲の歌詞を通していたということから、「Rumour(噂)」というアルバム名がつけられたといわれている。

"Thunder only happens when it's raining"(お前が浮気するから、雷が落ちるんや)

"Players only love you when they're playing"(ちやほやされるのはステージで演奏している間だけやで)

"When the rain washes you clean...you'll know"(頭冷やさんかい。。。わかっとるやろ)

スティービーの「Dreams」に対しリンジーは「Go your Own Way」で返答した。

"Loving you isn't the right thing to do"(お前を愛してきたのは間違いやったわ)

"You can go your own way"(お前はお前の道を行ったらええで)

リアルすぎる、ステージで演奏するたびに、こういう応酬が繰り広げられていたとは、ほんまにミュージシャンて大変やね(いつの間にか関西弁になってしまいました)

(NO.24)

| | コメント (1)

2008年5月24日 (土)

組曲:青い目のジュディー -CS&N-

~女々しい失恋男の歌~

                      By スティーヴン・スティルス                               

これ以上、どうしょうもないっていう状況まで来ているぜ
残念だね
時にはひどく傷つき、大声で泣き叫ばねばならない時もあった
俺は孤独だよ
俺は君のものだ、君は俺のものだ、君は君自身だ

やり直せないかい、難しいけどね

俺たち二人が語り合ったこと、愛し合ったこと、お互いに感じたことを覚えておいてくれよ

お前に情けはないのかい
過去たちよ、ハッピーだった俺たちのことを思い出させないでおくれ
俺は夢を見ない主義なんだ
俺は君のものだ、君は俺のものだ、君は君自身だ

やり直せないかい、難しいけどね

俺から離れた今、君は自由になったね
でも俺は悲しいよ

別れたから君を愛してないってことじゃない、俺は永遠に君を愛しているさ、そうさこれからもずっと

俺の中にある何かが俺に囁く、俺は君の秘密を知ったと
まだ聞いているかい?
恐怖には鍵をかけ、笑いは君の心を開ける鍵さ
そして俺は君を愛している
俺は君のものだ、君は俺のものだ、君は君自身だ
やり直せないかい、難しいけどね
そうさ、やリ直そうぜ、きついけどね
そうさ、やリ直そうぜ、きついけどね
そうさ、やリ直そうぜ、きついけどね
金曜の夕方
日曜の午後
お前は何を失ったというんだ?
火曜の朝
どうか帰ってくれ、お前にはうんざりだ
お前は何を失ったというんだ?
俺がどんな状況か言っていいかい?(俺は苦しんでいるだ、助けておくれ)
恋人よ俺に聞かせておくれ
苦しんでいるのは、俺の心だ、死にかけているんだ(助けておくれ)
そいつが俺が失わねばならないものなんだ
返事はもらった
俺は飛び立つよ

俺は何を失ったというんだ?

俺に会いに来てくれ
木曜か土曜か?
お前は何を失ったというんだ?

栗色のカナリアよ
真紅色ののどをしたすずめよ
歌を歌ってくれ、長くなくていいから
頭の芯までゾクゾクさせておくれ
天使の声が
月光の周りを駆け巡る
彼女は自由だって言ったか俺に尋ねてるよ
どうやってつばめ(彼女)を捕まえるのかい?
レースを被った淑女よ
愛を失い、悲しにくれるこの俺に
俺の人生を変え、道を正す
俺の女でいてくれよ

キューバのことを考えると楽しい気分になるよ
カリビア海に住む女王さ
キューバに行って、女王に会いたい、ただそれだけさ
行けないなると、どんな悲しいことか
オー行くぞ、オー行くぞ

【解説】

CSN&Yで3番目の登場は、「スティヴン・スティルス」です。スティルスといえばこれしかないです。
ジュディ・コリンズに捧げた、「青い目のジュディー」です。映画「ウッドストック」の中のライヴ映像は衝撃でした。
ジミヘンのギターより、オープンチューニングのアコギ2本の迫力と、3人のハーモニーに感動しました。
スタジオアルバム「CS&N」ではいまいちだったので、ライヴアルバム「4 WAY STREETS」を買って、いざ1曲目の「青い目のジュディー」をかけると、エンディングの「Doo doo doo doo」しかないことに気づいたときのショックは、詐欺に会った気分でした。

1969年に発表されましたが、スティルスとジュディーは67年ごろから付き合っていたらしく、曲の書いた68年頃は2人は破綻寸前だったということです。

別の男の元に走ったジュディーに呼びかける、女々しい失恋ソングです。ザ・バンドの「同じことさ」と同じ系統ですね。

曲を書き上げたスティルスは、ジュディーの公演先のホテルまでギターを持って押しかけて、歌って聞かせたそうです。よりを戻すことはできなかったけれど、スティルスにとっては十八番となる名曲が誕生しました。CS&Nはまさに、この曲を演奏するために結成したと言われているくらいです。

さて歌詞ですが、4つの組曲からなっていて、最後の部分の歌詞はスペイン語です。
"you make it hard"の意味がよく解らないので、勝手に解釈しました。
そういえば、去年セシリオ&カポノのコンサートに行ったとき、この「青い目のジュディー」を熱演していました。
せっかく長い時間ギターをかき鳴らし熱唱していたのに、興奮していたのは自分だけで、周りの観客は乗ってなかったのがちょっと
寂しかったですが。

| | コメント (0)

2008年5月 6日 (火)

同じことさ -ザ・バンド-

                      ~失恋男の嘆き節~

どっちへ曲がっても同じことさ
お前と別れることはできないよ、愛の炎はまだ消えていないよ
夜でも昼でも同じことさ
影は消えてしまうとは思わないよ
もうお日さまは照りやしないぜ
そして俺の家の前だけ雨が降りやがる
今のお前に愛もないのか
愛がなくなったのは本当かい
でも前はそんなことはなっかたじゃないか

どれだけ遠くへ行っても、同じことさ
傷跡のように、いつも俺を痛みつけるだろう
誰に会っても同じことさ
人ごみの中の他人の顔さ
行き止まりだぜ
もうお日さまは照りやしないぜ
そして俺の家の前だけ雨が降りやがる

こんな古いラヴレターは
とっておくことはできやしない
ギャンブラーが言っていた様に
読んだら捨てちまえと
夜明けはもう俺を助けてくれやしない

お前の愛を失ってしまえば、俺にはもう何も無いよ
人のいないホールのようだぜ、孤独な秋
お前が出て行ってしまってから、負け試合だぜ
暴走した畜生どもだぜ
壁をガタガタいわせる
もうお日さまは照りやしないぜ
俺の家の前だけ雨が降りやがる

わかったよ、お前を精一杯愛するよ
俺にできることは、それだけだよ
お前には言わないけど
前はこんなに寂しかなかったぜ

【解説】
情けない失恋男の嘆き節
リック・ダンコの渋い声が、切なく響き渡る
ロビー・ローバートソンの名曲の中でも、屈指の名バラードである

| | コメント (0)