家族への愛

2009年4月18日 (土)

ソング・フォー・ジュリー(Song For Juli) ジェシ・コリン・ヤング(Jesse Colin Young)

Jessecolinyoungsongforjuli

【解説】ヤングブラッズのリーダーであったジェシ・コリン・ヤングの74年の『ソング・フォー・ジュリー』のタイトル・ソングで名曲です。前奏が長く、アコギから始まって、ピアノへ続きフルートと伴奏、まさにジャズそのもの。インストルメントルかと思いきや、最後のほうに歌が始まる。アルバム・タイトルではJuliとなっているが、歌詞ではJulia。ジュリアとは愛娘のことだそうだ。ほっとする気分にさせてくれる暖かい曲です。

                  ~娘への愛~

                            By Jesse Colin Young

これはジュリアのことを歌った歌なんだ
僕が言わんとしてしていることを歌にしたものだ
ジュリアのための夢の歌なんだ
たぶん彼女はいつかわかるだろう
2人で手をつないで歩くのさ
小川を越え、丘を越え
吹きさらしの砂道の中を通ってね
ジュリアがおとなしいのがわかるよ
彼女の髪には花が飾られ
あたり一面花だらけ
僕は君を愛していることが分かるだろう
そしてジュリア、君の事を夢見るのさ

(NO.102)

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2008年10月18日 (土)

シャノン(Shannon)            - ヘンリー・グロス(Henry Gross)-

【解説】シャ・ナ・ナの初代ギタリスト、ヘンリー・グロスの曲で、全米6位にまであがりました。シャノンというのはビーチボーイズのカール・ウィルソンの愛犬の名前で、愛犬を失った家族の悲しみを綴った歌詞です。ヘンリーのファルセット・ボイスがせつなく胸に迫ります。

                     ~愛犬シャノン~

シャノンがいなくなって、もう1日経ったね

ママはまた疲れちゃったと嘆くけど

誰もママに話しかけることさえできないよ

僕も何を言っていいのかわからないよ

でも状況は好転しているかも

パパはここにいたの?

 

きっとパパはママに話したんだろう

シャノンは逝ってしまったんだって

僕は願うよ、シャノンは海の上を漂っていることを

シャノンはいつも遠くまで泳ぐのが好きだったから

たぶん海の向こうに浮かぶ島を見つけたのだろう

木が生い茂って日陰のある島さ

うちの裏庭にある木陰のような場所さ

ママは「シャノンはまた帰って来るよ」って言い張り

必死で平然を装うとする

なぜか平静を保っているが

哀しみをすべて自分の中に閉じ込めようとする

でも最後には僕たちの目からは涙が溢れてきた

シャノンは今夜どこかで、僕たちが寂しがっているを

感じているのだろう

(NO.51)

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2008年5月27日 (火)

バンドリーダーの贈り物(The Leader of The Band)     -ダン・フォーゲルバーグー

                     ~親父から受け継いだもの~

親父は一人っ子で、気性の荒い家具職人の息子だった

親父は後を継がず別の職につきたかった

でも親父の胸のうちは誰にも理解してもらえなかった

親父は家を飛び出し、一人で孤独な路を歩み始めた

そして俺は親父から才能を譲り受けた、それは恩返ししようもないもの

寡黙な音楽家の親父は、自分の運命を呪った

父は一度兵士になろうとしたが、でも音楽を志す気持ちははそうさせなかった

演奏の訓練で稼ぐようになった、雷のように響く音色、繊細な指技

父の職人技を習得するには、何年もかかった

バンドリーダーだった父は疲れ、彼の目は老いてしまった

だが、父の血は、私の腕の中に流れている、彼の歌は私の魂の中に在る

俺の人生なんて、親父のもの真似をやってきただけのことだった

俺は、バンドリーダーの父からしっかり受け継いだよ

俺の兄弟の生活は違った、別の呼び出しがあれば

ある兄弟は、シカゴに行き、別の兄弟はセントポールに出かけた

そして俺はといえば、ホテル泊まりでないときは、コロラドに定住している

自分の選んだ生活をし、それもよくわかってきた

父の音楽、そしてあなたのロードストーリーに感謝

俺の時代になったんだ、好きなことをできるこの自由に感謝する

ああなたの優しさ、あなたの戦った時代に感謝

そうだ親父、今まで充分愛しているなんて口に出したことはなかったと思う

俺は、バンドリーダーの父からしっかり受け継いだよ

【解説】
ひとりのCSN&Yといわれた男、ダン・フォーゲルバーグの傑作『イノセント・エイジ』の中の名曲3連作のひとつである。曲も歌詞もいい、苦難を乗り越え音楽家になり、その才能を息子にさずけた父。そして息子の父への感謝と尊敬の念。
日本では母親に対する歌は数あれど、父親を尊敬する歌など聴いたことがないな。
発売当時(82年)は、イーグルスのドン・ヘンリーからお歳暮が届いた歌かと思っていたが、歌詞を読み解くと、こんないい内容だったなんて。
ダン・フォーゲルバーグ氏は、2007年12月16日に、がんで亡くなりました。享年56歳でした。ご冥福をお祈りいたします。

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2008年5月23日 (金)

ティーチ・ユア・チルドレン    -CSN&Y-

~子供たちにお説教~

人生の途上にいる君たちよ

人として生きてゆくには、まずルールを身につけること、そして、規律を正すこと

なぜなら、いやな過去とはおさらばだからね

君たちの子供たちによく教えておくれ
親父が怖かった時代は、ゆっくりだけど過ぎちまったけどね
親父としての夢を子供たちに託してみな
それは子供が選んだ夢と同じかもしれないし
そうでないかもしれないが、
そいつはそのうちわかるだろうけど
でも、なぜその夢なんだって、子供たちに聞いてはだめだよ
もしその理由を聞くと、君は嘆いてしまうだろうね
だから子供たちの顔を見て、ため息をついてみなよ
そうすれば子供たちが親の事を愛しているということはわかるだろうけどね

若い世代の君たちには、年老いてゆくという恐怖は理解できないけれど、先輩たちは感じているんだ
だから君の若さで、先輩たちの手助けをしてやっておくれ
先輩たちは死ぬまで真実を追究するものだから

君たちの両親たちにもよく教えておくれ
子供たちに手を焼く時期は、ゆっくりだけれど、過ぎてしまうでしょう

両親に自分の夢を分けてやりなよ
それは両親の選んだ夢と同じかもしれないし
そうでないかもしれないが、
その夢はそのうち君たちにもわかるだろうよ
でも、なぜその夢なんだって、両親に聞いてはだめだよ
もしその理由を聞くと、君は嘆いてしまうだろうね
だから親の顔を見て、ため息をついてみなよ

そうすれば親が君の事を愛しているということはわかるけどね

【解説】

CSN&Yでニール・ヤングの次に好きなのは、グラハム・ナッシュだった。

メロディーラインの覚えやすい、親しみやすい曲、「マラケッシュ・エクスプレス」、「僕たちの家」、「ジャスト・ア・ソング」、「時は流れても」そして、一番メジャーな曲が、この「ティーチ・ユア・チルドレン 」でしょう。「デジャ・ヴ」のオリジナル・スタジオバージョンは、スチール・ギターがカントリーぽくて嫌いだ。「フォー・ウェイ・ストリート」のアコギがんがんのライヴ版がお勧め。

さて歌詞の内容だが、いつの時代も親の子供に期待する夢と子供の夢にはギャップがある。でも親が子を、子が親を愛しているという事実は変わらない。っていうこと。

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